資本主義の拡大、COVID-19とパプア人の苦しみ

パプア州政府は、インドネシアにおけるパンデミック発生初期から迅速に「地域規制」を実施した数少ない自治体の1つである。州当局は2020年3月26日から6月4日まで、(日常生活に不可欠な業務のための貨物運送を除いて)すべての輸送路を閉鎖し、ソーシャル・ディスタンス政策を強化して域内外への移動を制限する決定を下した。

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人々の連帯
──コロナ禍がジャカルタの労働者にもたらしたもの──

インドネシアでは大規模社会制限(Pembatasan Sosial Berskala Besar、以後PSBB)が実施され、労働者はより不安定な状況におかれることとなった。国民の移動や活動が一時的に停止される中、インドネシア議会は問題化している「雇用創出に関する制度一括改正法(オムニバス法)」草案の審議開始を主張した。

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フィリピンのCOVID-19対策
──国家の力の限界──

新型コロナウィルス感染症がもたらしたのは、公衆衛生上の危機にとどまらない。コロナは経済・社会のデジタル化を加速させ、国際協力の脆さをさらけ出し、覇権を争う米中二大国の対立を激化させ、世界中の国家の能力や本質を浮き彫りにした。

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シンガポールにおけるコロナウィルス
──絡み合う利害関係に立ち向かう──

シンガポール政府が官僚主義的効率性を徹底していることは有名である。2020年1月、いまだ同国で最初のコロナウィルス感染者が検出される前であったにもかかわらず、政府は、今では世界の「ニュー・ノーマル」となったウィルス封じ込め計画を実施するために多機関から成る対策本部を結成した。

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問題山積のインドネシアの新型コロナウィルス対応

インドネシアはこれまでのところ、コロナウィルスが引き起こしたパンデミックに効果的に対応できておらず、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナムなどの近隣諸国と比較しても危機的な状況が続いている(ASEAN Briefing 2020)。

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Yangon under lockdown. A photo essay

After months of semi-lockdowns, on 21 September 2020, the Yangon Region Government ordered a second complete shutdown in an effort to contain the spread of the Novel Coronavirus, confining more than seven million people to their homes.

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COVID-19と社会不安の二重の打撃を受ける香港
——一国二制度、対外関係と経済不況をめぐって

2019年12月31日、中国政府から世界保健機構(WHO)に、中国湖北省の省都、武漢で「原因不明の肺炎」が発生したとの報告が入った。

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誰もが助かるまで社会全体の安全はない
──大メコン圏(GMS)内の移住とCOVID-19──

1990年代の半ばに東南アジアのメコン川流域6か国が参加した地域協力事業は、国家間および農村・都市間の経済回廊の開発を通じて同地域の経済発展を強化し、貧困を削減することを目的としていた。これによって地域間の結びつきが強化された結果、6か国間の国境を越えたモビリティ(移動性)が著しく

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フィリピン
「コロナウィルス劇場」としての
テレビ局の放送停止

コロナウィルスによるパンデミックは、フィリピンの放送事業に対して抜本的な事業縮小を余儀なく迫った。政府による「強化されたコミュニティ隔離措置」(リスクの高い場所で実施される最も厳しい検疫)が発効する数日前の2020年3月16日、フィリピン最大のテレビネットワーク局ABS-CBNと競合局のGMAはともに、「テレセリエ」として一般的に知られ、毎日放送されているメロドラマ番組の制作の停止を発表した。

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パンデミックのただ中で、
殺人、逮捕、そして自由の取り締まりについて

マニラ首都圏では封鎖8週目に入り、検問所を突破しようとした男が警察に殺害され、ドゥテルテ大統領に批判的な意見をソーシャルメディアに投稿したネチズンが取り締まりの対象となった。公衆衛生上の緊急事態において、政府が鉄拳を示した形だ。

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Migration and COVID-19: Challenges for Nepal in Managing the Mass Exodus of Labor Migrants Returning from India

Nepal is a land locked country surrounded by India on three sides: the south, east and west, and China to the north. Towards India, there exists a long, open, and porous border, stretching approximately 1,751 km.

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Coping in this Time of the COVID-19 Pandemic: The Case of a State University in Leyte Island, Philippines

The COVID-19 pandemic caught everyone by surprise and disrupted the day-to-day life of many Filipinos. The virus was first detected in China in December 2019, and then spread exponentially around the world.

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COVID-19 and the Myth of the ‘Dirty Foreigner’ in Malaysia

The COVID-19 pandemic has unleashed some of the best and worst traits of Malaysians. When Malaysia imposed a ‘stay in shelter’ lockdown in mid-March, known as the Movement Control Order (MCO) or Perintah Kawalan Pergerakan, an outpouring of charitable acts by ordinary Malaysians to help fellow Malaysians followed.

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Fighting Fires in the Time of COVID-19

In August 2020, 64.9% of Indonesia’s regions are expected to reach the peak of the dry season (BMKG, 2020). It’s onset also signals the beginning of the fire season which in the past has resulted in transboundary haze, an air pollution event that causes respiratory illnesses and severely impacts public health and socioeconomic activities in the region.

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コロナの時代に

2019年の終わりにミャンマーに襲いかかってきたのは、中国東部の武漢における致命的なSARSコロナウイルス、COVID-19に関するインターネットニュースだった。その頃のヤンゴンでは、誰が新型ウイルスに感染したかということに関してほとんど分かっていなかった。

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ミャンマーにおけるCOVID-19
──なぜ我々は備えをしなかったのか──

今のいわゆる「コロナの時代」に、オンラインのソーシャルメディア、特にFacebookにアクセスが殺到している。国家指導者、アウン・サン・スー・チーまでもが同サイトを活用し、これを通じて国民と対話するようになった。

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コメのATMから援助の手を差し伸べる

ベトナムにおける新型コロナウイルスの症例数265件、死者数ゼロという数字は、世界の他の国よりもはるかに低い。しかしながら、さらなる感染拡大を防ぐため、政府は社会的距離を実施し、事実上、多くの小規模事業を営業停止にした。

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コロナウイルス感染症時代の権力
──マレーシア「MCO」についての記録と考察──

マレーシア政府は、全国的なロックダウンとみなされている大規模活動制限令(Movement Control Order、以後、MCO)を2020年3月18日から施行した。MCOは5月12日まで延長され、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックを国内で封じ込める包括的戦略の柱となってきた。

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ウイルスの時代に生きる
──タイの記録──

紙面上では、タイの状況は東南アジアの多くの近隣諸国ほど厳しくはない。4月28日現在、新型コロナウイルスの感染者数は3,000人をわずかに下回るに留まり、死者数も54人だ。中国を除き世界で最初に感染を報告した国であるにもかかわらず、タイが感染の大流行を防いだことについては、プラユット・チャンオチャ政権が飽きもせずに繰り返し続けている。

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プラユットの二つのジレンマと
タイの新型コロナウイルス感染症

タイでの新型コロナウイルス感染症をめぐる状況は、ミニチュア版タイ政治の風刺画といった様子だ。タイ人は統治を選択する際、二つの悪、選挙政党(the electorate party)と官僚政党(the bureaucratic party)というジレンマに直面する。

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